発達障害

放課後等デイサービス大流行の今、子供達の行き場がちょっと気になる。自閉症スペクトラムに特化した療育など、保護者の選択肢は増え、発達障害と見られた子供達が習い事と同様に曜日ごとにあちらこちらへ忙しく通う。子供達からみると、通わさせられているのではないか?確かに、障害児と言われた不安を掻き消すために藁をもすがる思いでいろんな拠り所を求める保護者の気持ちは理解できるが、子供達にとってはどうなのか?障害の特性に合わせて環境整備や構造化された指導はわかりやすいことでしょう。一方で、考えておくべきは、そんな整った条件は一般社会にはあまり存在しないということ。だから、一般社会にも適応できる力や経験も身に付ける必要がある。それと、藁にもすがる思いにならない社会を作るということが最も大切である。障害のある子供が生まれても、安心して暮らせる共生社会をそろそろ本気で実現していかなければいけない。