インクルーシブな学校

今、日本の学校が抱える問題を解決するためには、インクルーシブな学校を目指す取り組みが大切です。いじめ、不登校、貧困、外国につながる子供、支援を要する家庭など、まさに多様な課題に向き合うべき学校では、多様性という違いを受け止める方向性が必要です。しかし、残念ながら、多くの学校では、その違いを、障害の特性や親の考え、家庭状況の責任に転嫁して排除する方向性が働きがちです。そうなると、問題は解決するどころか、後回しにされたり、福祉あるいは警察の対応にたらい回しにされたりすることになります。そんなことでは子供達の未来は真っ暗です。だからこそ、どんな子供でも受け止める大風呂敷のようなインクルーシブな学校を目指していく取り組みを広げていきたい。