教師のいじめ 神戸

神戸市の小学校で教師が教師をいじめる問題が明らかになった。私も小学校に30年以上勤務してきたが、あまり驚かなかった。というのは、最近の学校の先生の間には、いじめに近い風土が実在するからである。20年前では、若い先生たちを育てることや指導力が十分とはいえない先生もみんなでカバーするという雰囲気があり、学校全体のチームとして子供たちに向き合うことができていた。しかし、最近は、個人主義が強まるだけでなく、管理職の力不足が横行していて、新任でも失敗が許されない圧力に満ち溢れている。現実に採用間もない先生たちがどんどん辞めている。これらは、教師の問題だけでは済まない。全て子供たちにシワよせが及んでいる。