子供虐待

日本で幼い子供が虐待の犠牲者になる事件があとを絶たない。法律をいくら改正しても変わらないと思う。なぜなら、日本社会特有の問題がそこに潜んでいるからである。日本は家制度を大切にしてきた。その中で子供は家庭や親のものであるという思想が根強く広がっていて、虐待の疑いがあつても、強く踏み込めない事実が出来上がっていると考える。非常に残念である。ドイツやヨーロッパでは、子供は地域社会のもので、親が注意しなくても、周りの大人が親の代わりに注意する。子供は地域社会のもので、宝である。そういう意識がもっと強くなれば虐待の実態も大きく改善できると思う。