インクルーシブな学校

特別支援教育が始まり、特別支援教育の対象となる子供が増え続けている原因は、間違いなく教師による排除である。ちょっと変わっている、ちょっと時間がかかる、乱暴な、マイペースなど、15年前までは通常学級の中で当たり前に受け止めていた子供達を新たな障害者として色眼鏡で見るようになった。専門家にかかるというまやかしの言葉で保護者を誘導して医療機関に送り込み、診断名を付けたり、薬づけにしたりして通常学級から排除している。では、通常学級に相応しい子供はどんな子供なのか?少なくとも、地域の公立の学校である。どんな子供でも通えるはずなのではないか?今のように、ちょっとしたことで排除の作用が起きれば、次々に排除し続けなければならなくなる。そして、通常学級に残るのは一体どんな子供なのか?そんな恐ろしい学校に通いたいと思う子供がいるだろうか?通わせたいと思う親がいるだろうか?